ちなみに、

お題「水溜りにつっこんだ長靴」で元々考えてた話を続きからに載せておきます。
最初は、皆が子どもの頃の話になるはずでした。

興味のある方は見てみてくださいな。

大体、みんなが６歳とか７歳とか、それくらいの頃の話。
レインコートをきて長靴をはいたバレットがセレッソ広場で剣の稽古をしているところに、傘をさしたマックスが通りかかる。
「雨の中で稽古をして、風邪を引いたりしないかい？」
「…平気だよ。レインコートと、長靴があるし」
長靴は最近買ってもらったばっかりなのです。
「なるほど！確かにその二つは画期的だな！雨の中でも遊ぶことができるし。こんど父に頼んでみよう」
「…別にオレは遊んでるわけじゃない」
「おっと失礼、剣の稽古と遊びを一緒にしてはいけないよね。それでは頑張ってくれたまえ」
…でマックス去る。
数日後、空を見て溜息をつくマックスにロザリンドが尋ねる。
「お兄様、さいきんなんだかためいきが多い気がするんですけれど、なにか悩み事でもありますの？」
「なかなか雨が降ってくれないなぁ、と思ってね」
「雨…ですか？私は、雨が降るとお兄様やお友達と外で遊べなくなるのが残念ですから、晴れのほうがいいと思いますけど」
「それは違うんだよロザリンド！雨の日でも、レインコートと長靴があれば遊べるんだ」
「えっと…それって、この前お兄様がお父様に頼んでいた品ですか？」
「ああ、そうさ。みんなの分もお願いしたから、これからは雨の日でもみんなで遊べるようになる」
「まあ！それはとても素敵なことですわね。それを聞いたら、私も雨の日が待ち遠しくなりましたわ」
→で、雨の日。
マックスがみんなにレインコートと長靴を配って遊びに行こうという。
で、また剣の稽古をしていたバレットも誘ってみんなで遊ぶことに。
「レイ、外に出て大丈夫なのか？」
「うん、今日は調子がいいんだ。それに、みんなと一緒に遊んでる方が楽しいもの。バレットもそう思うだろう？」
「…まあ…たまには、いいかもな」
とレイとバレットの会話。
「じゃあ、そうだな…傘をささなくても遊べるんだから、鬼ごっことかはどうだろう？」
「ふん、やるからには絶対に勝つ」
「ジェイクはやる気満々だね」
「なっ、ち、違う！別に遊ぶことには興味ないが、勝負事には手を抜かないだけだ！」
「ハハッ、それをやる気満々っていうんじゃないか。じゃあ、ジェイクが鬼でどうだろう？僕たちを全員捕まえられるかな？」
「そんなの簡単だ、あっという間に捕まえてみせる！」
「ジェイクが鬼かぁ…ジェイクって結構足はやいのよねぇ」
「でも、なんだか楽しいわよね、雨の日に外で遊べるなんて」
「そっ…そう、ですね…普段とちょっと…違うから、楽しい…です」
「わたしも～。あめがふってるとおようふくがぬれちゃうからいやだったけど、レインコートがあればへいきだしねん」
「ええ、そうでしょう？お兄様ったら、早く雨が降らないかとずっと楽しみにしていたんですよ」
「マックスらしいわねぇ」
「よおし、それじゃあジェイクが１０数えたら始めよう」
「ああ、あっという間に捕まえてやるから、覚悟しておけ」
で、カウント。
みんな走り出す。水溜りだって長靴があるからへいきだし、水がはねてもレインコートがあるからへいき。
…とかそんな感じでフェードアウト。
現代に戻ってくるかは…どうしよう。マックスがカイルに思い出語りしてる…でもいいかも。
「…ということが昔あったんだよ」
「へぇ、楽しそうですね。それで、結局全員捕まったんですか？」
「やっているうちにどんどんルールが増えていってね。タッチされたら鬼になる、とか、タッチされたらその場で待機しないといけないけれども味方がタッチすれば助かる、とか…そうこうしてるうちに、みんなの親が呼びにきた、というわけさ。ジェイクは決着が付かなかったのが不満そうだったけれどもね」


…とかいう話を考えてました。たぶん、去年の２月頃に考えた話だと思われます。
もし書いたとしたら、チョコレートパーティ並みの長さになってただろうなー。キャラクター総出演だし。
というか、↑の時点で既に長いですね。
みんなが子どもの頃の話もいつか書いてみたいものです。