忍者ブログ
日常のことやルーンファクトリー2プレイ日記、萌語りとかを徒然なるままに。  腐発言があるので注意。
[685]  [686]  [687]  [688]  [689]  [690]  [691]  [692]  [693]  [694]  [695
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ということで、去年のエイプリルフールに書いたジェイ→セシ前提のマク→ジェイでも晒してみます。
いや、さすがに裏のあれだけだと、なんかいいにいさんの日のわりに、あんまりかと思ったので(苦笑)
興味のある方は追記からどうぞー。




「セシリーが昨日、ほうれん草のグラタンを作ってくれたんだ」
「ああ、それは僕が昨日セシリアさんにほうれん草をお裾分けしたからね。父が発注を間違えてしまったらしくてね、ほうれん草がたくさん余っていたから、いつもメイドとして働いてくれているお礼に、と渡したんだよ」
「…そうなのか、それで、セシリーの作ったグラタンはすごく美味しくて、」

 僕がお裾分けしたのは本当だけれども、余っていたからというのは嘘だ。
 彼がこの前、ほうれん草のグラタンが食べたいと零していたのを聞いたから、ほうれん草を取り寄せて、発注ミスだと称してセシリアさんに渡し、ジェイクにグラタンでも作ってあげるといいと付け加えれば、お裾分けをもらった手前として彼女は作ってくれるだろう、と、とても回りくどい方法でそれを実現してあげた。
 僕はこうやって、だいぶ前から、それこそセシリアさんがこの町にくる前から、彼のわがままをさりげなく遠回しに叶えてきた。
 もちろん、彼がそれを気づくはずもない。でも、それでいい。これは僕のわがままでもあるから。

「だから、セシリーが…」
「なるほど、それは大変だったのだね」
「ああ。でも、セシリーは…」
「そうか、それはよかったね」

 「セシリー」という言葉が、彼の口から出ない日はないだろう。
 彼をずっと見守ってきたつもりの僕からすると、それは少し寂しいけれども、でも、それで構わない。彼女のことを語る彼はとても楽しそうで、それを見ていれば僕も嬉しくなってくるから。

「では今度、ジェイクとエンドールさんを招いて晩餐会を開こうじゃないか。セシリアさんにはいつもお世話になっているし、それにせっかく家が隣同士という縁もあるのだし、もっと交流を深めるのも悪くないとおもうよ」
「む、エルフが人間と交流なんてそんな」
「まあまあ、おそらく料理はセシリアさんにお願いすることになると思うが、そこで君は手伝いを申し出ることで、さりげなく優しさをアピールできるじゃないか」
「…なるほど、マックスのわりには、いい案だな」
「ありがとう、そう言ってもらえて何よりだよ」

 彼の隣に並ぶのは僕じゃなくていいから。
 僕は彼を後ろから見守っているだけでいい。
 身勝手な兄として、彼の手助けをすることが、僕の幸せなのだから。





この頃から既に、マックスさんに夢見てたと言うのが、よく分かりますね(笑)

マクジェイの基本姿勢は、マックスさんはとにかくジェイクに甘い、というのだと思ってます。
まあ、ジェイクの言動が度を過ぎればたしなめますが、でも基本的には甘いといいです。
PR
COMMENT
名前
タイトル
文字色
メール
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret
TRSCKBACK
trackbackURL:
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
TUNA.BE
日常の写真とか、ピンキーの写真とか。 クリックすると元のサイズで見れます。
メールフォーム
感想とか語りとかリクとか、なんでも気軽にどうぞv 無記名でもOKです。
プロフィール
HN:
紗夜
性別:
女性
自己紹介:
ルーンファクトリー2にハマってます。
カイル×バレット推奨。
とにかくバレットに愛です。
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
Copyright © 星降る小道。 All Rights Reserved.
Materal by photo material Kun Template by Kaie
忍者ブログ [PR]